エバーフレッシュとは?
エバーフレッシュってどんな植物なのでしょうか。エバーフレッシュの植物図鑑的な知識を知っておきましょう。
エバーフレッシュ
エバーフレッシュはネムノキの仲間で、もともとは中南米やエクアドルにに自生している常緑樹です。現地では30メートルの高さにまで育つそうです。自然科学の分類だと以下のようになります。
- 別名:エバフレッシュ、アカサヤネムノキ、赤莢合歓の木 [Pithecellobium confertum]
- 科・属名:マメ科ピトヘケロビウム属
- 原産地:中南米、東南アジア
- 分類:非耐寒性常緑高木
生態
エバーフレッシュは、日中は葉を広げ、夜になると葉を閉じるという不思議な性質を持っています。オジギソウと葉の形が似ていますが、オジギソウと違って触っても葉は閉じません。スタイリッシュな姿から最近では部屋のインテリアに合う観葉植物としても人気が出ています。
ネムノキは落葉樹に分類されますが、エバーフレッシュは冬でも落葉せず美しい姿を保ちます。春から夏にかけて丸くて黄色い花が咲き、赤いサヤに黒い実を付けることから、別名アカサヤネムノキとも呼ばれていおり、マメ科に分類されます。
観葉植物としてのエバーフレッシュとインテリア
エバーフレッシュは一見繊細そうに見えますが、環境に適応しやすくあまり手間がかからないため、初心者の方にも育てやすい観葉植物です。明るい場所ならどこでも、例えばマンションの一室やベランダなどで育てることができます。
モンステラと言えば70年代モダンな雰囲気ですが、エバーフレッシュと言えば、最近の無印良品やIKEAなどのシンプルなライフスタイルを実践しているインテリアが思い浮かぶのではないでしょうか。
最近では、家庭だけでなくカフェやインテリアショップのようなおしゃれなお店にもインテリアの一部として飾られることが多くなってきています。
ネムノキと日本
ネムノキの仲間(ネムノキ属)は150種ほどありますが、ほとんどが熱帯~亜熱帯に自生しており、温帯~寒冷地でも生育できるのは、日本で普通に「ネムノキ」と言っている一種類だけだだそうです。
「昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花
君のみ見めや戯奴さへに見よ」(紀女郎、きのいらつめ)
万葉集。